2011年6月22日、新生銀行は連結子会社である新生フィナンシャルの個人向け無担保ローン事業の一部を吸収し、新しく銀行本体として「レイク」ブランドを使った本格的な個人向け無担保カード
ローンサービスを10月1日から開始しました。
銀行が消費者金融大手と同じように、無担保ローン専門の無人店舗を全国展開するのは国内では初めてのケースです。新生銀行は新生フィナンシャルから、全国約800か所の全無人店舗、専用ATM(現金自動預払機)、自動契約機などを取得し、利用限度額(最大300万円)や金利もそのまま引き継がれるといいます。
銀行本体でのカードローン展開で、銀行が持つ信頼性や安心感をアピールし、これまで十分に対応できなかったリテールバンキング(中小企業・個人向け銀行業務)やコンシューマーファイナンス(消費者向け企業資金調達)などのフルライン個人向けサービスで、小口の金融ニーズに対応するのが狙いだとみられます。
昨年6月18日に改正貸金業法の一つ「総量規制」が、完全施行され、個人の借入総額が年収の3分の1までに制限されたことなどから、レイクの貸出残高が減少し、収益も悪化の一途を辿っていました。しかし今回の件で、銀行本体が事業を手がけることで総量規制の対象外になり、年収の3分の1以上を超える額を貸すことになっても、融資が可能になるので、新生銀行にとっては救済策となるでしょう。
しかし、利用者にとって、新たな借り入れをすることは決して根本的な借金の解決とは言えません。まずは、自分に過払い金がないかだけでも確認し、今後の家計を見直しましょう! 司法書士法人 中央事務所の、年中無休で受付している無料相談をぜひこの機会にご利用ください。